この記事で解決できる疑問や悩み
- 基本情報技術者試験に落ちた人の体験談を聞きたい
- どのような対策をして落ちたのか?
この記事は、筆者が基本情報技術者試験に落ちた時の話をします。


筆者のスコア
科目Aは合格しましたが、科目Bで不合格となってしまいました。あと、55点だったので、1問正解していれば合格していたかもしれません。
記事を最後まで読むことで、基本情報技術者試験に落ちた人の共通点を知ることができ、不合格の原因を未然に防ぐことができるようになるかもしれません。
記事前半では「筆者が基本情報技術者試験に落ちた原因を自己分析」、後半では「筆者が実施した勉強方法」について解説したいと思います。
目次
筆者が基本情報に落ちた原因
結論から申し上げると、科目Bの対策不足です。
基本情報が新形式になり、科目Bの8割はアルゴリズム問題となりました。実務でプログラミングをしない私にとって、試験前からアルゴリズムは最大の壁であったことは言うまでもありません。
最大の壁であったからこそ、YouTubeを視聴し書籍を購入し、できる限りの対策はしたつもりでした。
しかし、「したつもり」になってしまっていたからこそ、不合格という結果になったのだと思われます。
つまり、なるようになったということですね。ここからは、さらに不合格の原因を詳細に分析したいと思います。
トレースの練習不足
科目Bはトレースを繰り返し行うことでほとんどの問題が解けるとされています。
トレースとはプログラムの処理を、紙に順々に書いていくことです。処理の動きを書くことで、プログラミングに必須である「処理を追跡する」という力が身につくのです。
しかし、私はトレースの練習不足でした。
対策が遅かった
しかし、私がトレースという概念を知ったのは、試験の3週間前程度でした。
知ってからトレースを中止に問題を解いていましたが、あまりにも遅過ぎたと思います。
理解が不十分なところを放置
科目Aにも言えることですが、理解が不十分な単元を放置していたのも、不合格の要因だったと思います。
・興味のない技術領域
・実務経験のない技術領域
私にとって上記2つが問題でした。
なぜなら、興味もなく実務経験もない領域だと、そもそもとして理解しようとしないからです。
合格するためには理解しなければならない。でも、私の本能はそれを拒否している。
そして、理解せぬまま放置してしまいました。
筆者の学習方法
勉強を開始したのが、2024年の3月頃です。そして8月に受験し、不合格となりました。
筆者の勉強方法は以下の通り。
インプット
・すーさんの基本情報技術者試験の動画で概要を抑える
・かやのき先生の基本情報技術者試験教室でさらに知識を得る
アウトプット
・過去問道場を解く
・出るとこだけ基本情報技術者試験科目Bを解く
一つずつ解説します。
すーさんのYouTube動画
すーさんは基本情報技術者試験対策に特化した動画をYouTubeにアップロードしている方です。
本業は外資系コンサルで、なんと激務の合間で基本情報技術者試験に合格した猛者だとか。
動画は頻出内容に絞って単元ごとに解説されているので、試験の全体像を理解するのに最適だと思います。
かやのき先生の基本情報技術者試験教室

筆者が購入したカバーが紛失している書籍
かやのき先生の基本情報技術者試験教室も定番の試験対策本だと思います。
すーさんのyoutube動画で概要を理解した後、こちらの本を使って補足知識などをインプットしていきました。
過去問道場
基本情報技術者試験対策で最も有名と言っても過言ではない過去問道場です。
私は直近7回分くらいを解きました。ただ、分野別に解いていたので、苦手分野を後回しにしていました。
科目Aが合格最低点ギリギリだったのも、苦手分野を後回しにしていたのが原因ですね。
科目B試験対策の参考書及び問題集を解く
科目B試験のアルゴリズムに特化した参考書兼問題集です。こちらの参考書をやり込むことで、科目Bの対策になります。
![出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]](https://infraroad.net/wp-content/uploads/2024/09/IMG_5227-e1725784330675.jpeg)
出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]
![うかる! 基本情報技術者 [科目B・アルゴリズム編]](https://infraroad.net/wp-content/uploads/2024/09/IMG_5226-e1725784396329.jpeg)
うかる! 基本情報技術者 [科目B・アルゴリズム編]
結果、本番では途中でプログラムの処理が分からなくなり、不合格となってしまいました。
不合格にならないための対策
では、次の試験で合格するための対策について検討したいと思います。
過去問道場6回分を徹底的に解く
前回、苦手分野は後回しにし、理解が不十分なまま放置していた問題も数多くありました。
科目Aは運よく合格しましたが、次回も合格出来る保証はありません。
確固たる自信を得るためにも、6回分に絞って徹底的に問題を解きたいと思います。
不正解だった問題は解説を読み込み、理解出来なければ参考書に戻って、理解出来るまで粘ろうと思います。
トレースを鍛える
科目Bはトレース経験不足により不合格となりました。IPAもトレースを推奨しているので、科目Bの対策はトレースを中心に行いたいと思います。
また、解けなかった問題は放置するのではなく、解答を見ながらトレースします。
時間を捻出する
仕事をしながらの資格取得は容易ではありません。基本的に仕事を終えてから勉強を開始することになります。
しかし、エンジニアは脳のリソースを大量に使用する仕事です。仕事が終わると脳のリソースは枯渇しているので、勉強はなかなか捗りません。
よって、早起きしてやるか、休日に集中的にやるかですね。