CCNA

無料でCCNA取得!実機なしで学べる最新方法【合格者が解説】

2024年9月11日

実機無し

 

この記事で解決出来る疑問や悩み

  • CCNAのシミュレーション問題対策をしたいけど、どうすれば良い?
  • 資格対策のためだけに実機を買うのは面倒
  • なるべくお金をかけずに対策する方法

この記事では、CCNAの対策として最も有効と言われる「無料かつ実践形式での学習方法」について解説をします。

その方法はパケットトレーサーを使うこと。

芯
私も実際にパケットトレーサーを使用して、CCNAに合格しました。
CCNA合格証明書

コツコツの合格証明書

記事を最後まで読み終えることで、多くの受験者が苦手とするコマンド問題やシミュレーション問題を得意分野にすることができるようになります。

記事前半では「実機を使わないでCCNAに合格できる理由」、後半では「パケットトレーサーを使うメリット」について解説します。

CCNA取得に実機は必要がない5つの理由

結論、CCNA取得のために高価な実機を購入する必要はありません。現在の学習環境では、シミュレーターを使用することで、実機に近い経験を得ることが可能です。

最初に、シミュレーターの進化やコスト削減、柔軟な学習環境など、CCNA学習において実機が不要な理由を5つご紹介します。

CCNA取得に実機は必要がない5つの理由

これを読めば、効率的な学習方法が見えてきます。

シミュレーターの進化

CCNAの学習において、シミュレーターは実機と同等の価値を提供するため、実機を使用しなくても効果的な学習が可能です。

シミュレーターの進化により、PC上で実機と同様の操作感や環境を再現でき、ネットワーク機器の設定やトラブルシューティングがほぼ完全にシミュレート可能になりました。また、複数のネットワークデバイスを仮想環境で簡単に配置でき、複雑なネットワーク構成の学習にも対応しています。

芯
Packet TracerやGNS3といったツールは、Cisco機器のコマンド操作や設定が可能で、実機と同じようにネットワーク構成を構築できます。
芯
また、これらのシミュレーターはCiscoの公式カリキュラムに沿った演習問題も提供しており、学習内容が実機と乖離することがありません。

シミュレーターの性能が向上しているため、CCNA取得に実機は不要であり、効率的かつ現実的なネットワーク学習が可能です。

コスト削減

実機を購入せずにシミュレーターを使うことで、CCNA学習にかかるコストを大幅に削減できます。

ネットワーク機器は高価で、複数のルーターやスイッチを購入すると初期費用がかかります。実機には電力やスペースも必要で、特に初心者にとっては負担となります。シミュレーターを使えば、費用やスペースを気にせず、PCだけで学習を始められます。

芯
実機の購入には数万円から数十万円かかりますが、Packet Tracerは無料で利用でき、GNS3も基本的には無料です。
芯
これにより、特に予算が限られている学生や個人学習者にとって、シミュレーターは非常に魅力的な選択肢となります。

シミュレーターを使えば、CCNA学習にかかるコストを抑えつつ、実機と同様の環境で学習することができます。

柔軟な学習環境

シミュレーターを使えば、いつでもどこでも学習が可能で、時間や場所にとらわれない柔軟な学習環境になります。

実機を使って学習する場合、機器を設置するスペースや電源、ネットワーク環境が必要です。さらに、持ち運びが難しく、学習する場所が制限されます。しかし、シミュレーターはPC上で動作するため、持ち運びが簡単で、自宅やカフェ、図書館など、どこでも学習を進めることができます。

芯
たとえば、通勤や通学中にノートPCでシミュレーターを起動し、ネットワークの設定やトラブルシューティングを練習することができます。
芯
これにより、限られた時間を有効に使い、効率的に学習を進めることが可能ですね。

シミュレーターを利用することで、どこでも自由に学習ができるため、忙しい日常でも効率的にCCNAの勉強が進められます。

トラブルシューティングの練習

シミュレーターを使えば、実機以上に多様なトラブルシューティングの練習ができ、実践力を高めることが可能です。

シミュレーターでは仮想環境で意図的にトラブルを発生させ、原因を突き止める練習ができます。実機では故障を再現できませんが、シミュレーターなら何度でもトラブルを再現し、解決方法を試すことができます。

芯
Packet Tracerでは、ネットワーク機器の設定ミスや回線障害をシミュレートし、実際のトラブルシューティングと同じ手順で問題を解決することができます。
芯
これにより、問題解決のスキルが磨かれ、実際の現場でも即戦力として活躍できるようになります。

シミュレーターを使ったトラブルシューティングの練習は、実機よりも多くのシナリオを体験できるため、現場での実践力を高めるのに非常に有効です。

最新技術への対応

シミュレーターは最新技術に対応しているため、常に新しいネットワーク技術を学び続けることができます。

ネットワーク技術は急速に進化しており、実機では新しい機器を購入しないと最新技術に対応できません。しかし、シミュレーターは定期的にアップデートされ、常に最新の技術やプロトコルに対応できるため、最新の知識を持ったネットワークエンジニアとして成長できます。

芯
GNS3は、新しいバージョンのCisco IOSや最新のネットワークプロトコルをサポートしており、これを利用することで、新しい技術にも対応したネットワーク環境をシミュレートできます。これにより、常に最新の技術動向を学ぶことができます。

シミュレーターは最新技術にも対応しており、CCNA取得後も長期的に学び続けるための強力なツールとなります。

CCNA学習でパケットトレーサーを使用する5つのメリット

CCNAの学習において、実機を使う必要がないことをご存知でしょうか?

パケットトレーサーという無料のシミュレーションツールを活用することで、ネットワークの設定やトラブルシューティングを実践的に学ぶことができます。

続いて、パケットトレーサーを使うことによる具体的な5つのメリットを紹介し、効率的にCCNAに合格するための学習法を解説します。

CCNA学習でパケットトレーサーを使用する5つのメリット

無料で利用可能

パケットトレーサーは無料で利用できるため、CCNA学習にかかるコストを大幅に削減できます。

多くの学習ツールや実機を購入する場合、費用がかかるのが一般的ですが、パケットトレーサーはCiscoが提供する無料ツールであり、誰でも利用可能です。これにより、学習を始める際の経済的な負担を減らし、特に学生や自己学習者にとっては非常に有利です。

芯
Ciscoの公式サイトからダウンロードしてすぐに利用でき、実機と同様の操作や設定ができるため、追加のコストが発生しません。また、オンラインコミュニティやフォーラムも活発で、無償で学べるリソースが豊富にあります。

無料で利用できるパケットトレーサーは、コストを気にせずCCNA学習を進めるための最適なツールです。

Cisco機器の操作感を再現

パケットトレーサーは、Cisco機器の実際の操作感をシミュレートすることで、現場で役立つスキルを身につけることができます。

Cisco機器の操作や設定を学ぶ際、実機に触れる機会が限られることが多いですが、パケットトレーサーはCiscoのコマンドラインインターフェース(CLI)を忠実に再現しています。これにより、実機を使わなくても、実際のネットワーク機器と同じ感覚で操作や設定を行うことができます。

パケットトレーサー

パケットトレーサーの操作画面

芯
CCNA試験に出題されるシナリオを、パケットトレーサーを使って練習することで、実機での作業と同じスキルを習得できます。
芯
たとえば、ルーティングプロトコルの設定やVLANの構築など、試験で必要な操作をシミュレートすることができます。

パケットトレーサーを利用することで、Cisco機器の操作スキルを効率的に学ぶことができ、試験合格や実務でのスキル向上に役立ちます。

シンプルで使いやすいインターフェース

パケットトレーサーの直感的なインターフェースは、初心者でも簡単に操作できるため、スムーズに学習を進めることができます。

パケットトレーサーは、初心者向けに設計されたシンプルで使いやすいインターフェースを持っています。ネットワークデバイスの配置や接続をドラッグ&ドロップで行えるため、操作がわかりやすく、初めてネットワークに触れる人でもすぐに使いこなせます。

芯
たとえば、ルーターやスイッチを仮想的に配置し、クリックするだけで設定画面にアクセスできるので、コマンドを知らない初心者でも学習を進めやすくなっています。
芯
また、デバイス同士の接続が簡単で、複雑な設定をする前に基礎をしっかり学ぶことができます。

パケットトレーサーのシンプルな操作性により、初心者でも楽しく学びながらCCNAの知識を習得できます。

トポロジー構築の練習に最適

パケットトレーサーは、複雑なネットワークトポロジーを簡単に構築できるため、ネットワーク設計スキルを効果的に向上させることができます。

ネットワークトポロジーの設計や構築はCCNA試験だけでなく、実際の仕事でも重要なスキルです。パケットトレーサーでは、複数のルーター、スイッチ、PCなどを仮想的に配置し、リアルなネットワーク環境を再現することができます。これにより、ネットワークの構造を理解し、設計する力が身につきます。

芯
CCNA試験の練習として、LANやWANトポロジーを構築し、各デバイス間の通信を確認する演習ができます。複雑なネットワークを設計することで、実際の業務での対応力も強化されます。

パケットトレーサーを使用することで、ネットワークトポロジーの設計スキルを効果的に高め、試験対策や実務に役立つ能力を養うことができます。

多彩なシナリオ対応

パケットトレーサーは、さまざまなネットワークシナリオをシミュレートでき、幅広いトラブルシューティング能力を身につけることができます。

現実のネットワーク環境では、さまざまなトラブルが発生します。パケットトレーサーでは、これらのシナリオを仮想環境で再現し、問題を解決する練習が可能です。これにより、実機では体験しにくい多様なトラブルに対処するスキルが磨かれます。

芯
たとえば、ネットワーク障害のシミュレーションや、設定ミスによる通信エラーを意図的に発生させ、その原因を突き止める演習ができます。これにより、現場での問題解決力が大幅に向上します。

パケットトレーサーを利用することで、様々なネットワークトラブルに対応できる力を養い、実践的なスキルを習得することができます。

独学合格を目指してパケットトレーサーを利用する方は多いと思います。具体的な勉強方法は、CCNAの独学方法をご覧ください。

まとめ

CCNA取得に実機が必要ない理由を説明してきましたが、現代のネットワーク学習環境では、シミュレーションツールが非常に高機能化しています。パケットトレーサーのようなツールを活用すれば、実機と同じ操作感でコマンドラインの実践的なスキルを身に付けられます。

また、コストを抑え、場所を選ばずに学習できることも大きなメリットですが、CCNAの難易度は上がったでもお話しした通り、改定するたびに難しくなっています。

ただ、実機でなければ学べないという固定観念は捨て、柔軟で効率的な学習を選ぶことが、成功への近道となります。

ネットワーク技術は日々進化していますが、それに対応できるツールやリソースも充実しています。まずは、パケットトレーサーを使って手軽に学習を始めてみましょう。

学びの最初の一歩を踏み出すことで、あなたの技術力は確実に向上し、CCNA合格へと繋がるでしょう。

パケットトレーサーの操作方法は、以下のサイトが非常に参考になります。

Cisco Packet Tracer(パケットトレーサー)を使いこなそう!

現役インフラエンジニアで元人事担当が忖度抜きでおすすめする転職エージェント

インフラエンジニア転職エージェント

  • この記事を書いた人
芯

2022年、営業からインフラエンジニアへ転職。ホワイトSES 企業にて就業中。大手通信会社のネットワーク回線の運用監視保守や売上高1兆円超え企業の業務システムの運用保守を経験。ネットワーク寄りのインフラエンジニアです。保有資格:CCNA。CCNP勉強中

-CCNA