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黒本だけでCCNA対策をしない方が良い7つの理由【合格者が解説】

2024年9月26日

黒本の使い方

 

この記事で解決できる疑問や悩み

  • 黒本だけでCCNAに合格できるのか?
  • 黒本に挑戦してみたけど難しい
  • 黒本以外の対策はないの?

この記事では、黒本に頼りすぎるリスクと、それを補完する効果的な学習法を紹介します。自信を持って試験に臨むためのヒントを一緒に見つけていきましょう。

芯
私は黒本をほぼ使用せずに、CCNAに合格しました。
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コツコツの合格証明書

記事を最後まで読み終えることで、黒本は必ずしも必要はない理由を理解できるようになります。

記事前半では「黒本だけでCCNA対策をしない方が良い理由」、後半では「黒本の上手な使い方」について解説をします。

CCNA対策で有名な黒本とは?

黒本

筆者が購入した書籍

「黒本」とは、CCNA試験対策において非常に人気のある問題集のことです。

黒本は、「徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応」の通称で、CCNA試験の範囲を網羅し初心者でも理解しやすいように丁寧な解説が付いているため、多くの受験者に支持されています。

特徴内容
豊富な問題数多くの練習問題が含まれており、試験形式に慣れることができる。
詳細な解説各問題に丁寧な解説が付いており、初心者でも理解しやすい。
模擬試験模擬試験が付いており、試験前に実力を確認できる。

黒本は、CCNA試験対策において非常に有用な問題集であり、多くの受験者にとって信頼できる学習ツールです。

黒本だけでCCNA対策をしない方が良い7つの理由

CCNA試験対策において「黒本」は重要な教材ですが、それだけに頼るのはリスクがあります。

なぜなら、黒本だけではカバーしきれない分野や、実践的なスキルの不足、試験形式に特化した対策が不十分なことがあるためです。

黒本だけでCCNA対策をしない方が良い理由

ここでは、黒本だけでCCNA対策を進めない方が良い7つの理由について詳しく解説します。

未経験にとっては難しすぎる

CCNAは未経験から取得する際の難易度は高めです。

ただでさえ難しいのに、学習の中心を黒本だけにしてしまうと、内容を理解するのが難しいと思います。

黒本は専門的な内容が多く、基礎知識がないと理解しにくい部分があります。

例えば、ネットワークの基本的な概念や用語がわからないと、黒本の問題や解説を理解するのに時間がかかります。

未経験者は、基礎から学べる教材や講座を併用することが重要です。

実践的なスキルの不足

黒本だけでは、実際のネットワーク設定やトラブルシューティングのスキルを身につけるのが難しいです。

黒本は理論的な問題が中心で、実際の機器を使った練習が不足しています。

例えば、ルーターやスイッチの設定を実際に行うことで、理解が深まりますが、黒本だけではその経験が得られません。

実機やシミュレーションツールを使った学習が必要です。

最新情報の反映が遅れる可能性

黒本は出版後に更新が難しく、最新の試験内容や技術トレンドに対応できないことがあります。

技術の進歩が速いため、最新情報を常に把握することが重要です。

例えば、新しいプロトコルや技術が試験に追加された場合、黒本だけでは対応できないことがあります。

オンラインリソースや公式サイトで最新情報を確認することが重要です。

学習スタイルの多様性が欠ける

黒本はテキストベースの学習が中心で、他の学習スタイルを取り入れることが難しいです。

人それぞれに合った学習スタイルがあり、テキストだけでは理解しにくい場合があります。

芯
例えば、動画講座やハンズオンな学習ツールを使うことで、視覚的に理解しやすくなります。

異なる学習スタイルを取り入れることで、理解が深まります。

模擬試験の不足

黒本には模擬試験が含まれていますが、実際の試験形式や時間配分に慣れるためには不十分です。

模擬試験の数が限られているため、試験本番の緊張感や時間管理の練習が不足します。

芯
例えば、他の模擬試験を活用することで、試験本番に近い環境で練習できますよ。

他の模擬試験も併用することで、試験本番に備えることができます。

コミュニティサポートの欠如

黒本だけでは、他の受験者や専門家との交流が難しいです。

学習中に疑問点が出た場合、他の受験者や専門家と情報交換することで解決が早くなります。

例えば、オンラインフォーラムや勉強会に参加することで、疑問点を解消し、モチベーションを維持できます。

コミュニティサポートを活用することで、学習効率が向上します。

費用対効果の問題

黒本は有用ですが、他の無料または低コストのリソースと併用することで、より効率的に学習できる場合があります。

黒本だけに頼ると費用がかかる一方で、他のリソースを活用することでコストを抑えつつ効果的に学習できます。

例えば、無料のオンラインコースやオープンソースの教材を活用することで、費用を抑えながら学習できます。

費用対効果を考慮して、複数のリソースを併用することが推奨されます。

CCNA対策における黒本の上手な5つの使い方

CCNA試験対策において「黒本」は多くの受験者に支持されている教材ですが、効果的に活用するためには適切な使い方が重要です。

CCNA対策における黒本の上手な使い方

全体の流れを理解し、各章を重点的に復習することから、問題演習やスケジュール管理まで、黒本を最大限に活かすための5つの具体的な使い方をご紹介します。

全体の流れを把握

黒本を最初にざっと読み、CCNA試験の全体像を掴むことが重要です。

CCNA試験では、ネットワークの基礎から応用まで幅広い知識が求められます。黒本は試験範囲を包括的にカバーしており、効率よく全体の流れを把握することができます。

芯
黒本を最初に通読し、どの部分が難しいか、どの部分が簡単かをメモしておくと、学習の優先順位を決めやすくなります。例えば、IPアドレッシングが難しいと感じた場合、その章を後で重点的に復習できますよ。

全体の流れを理解することで、効率的な学習計画を立てることができ、試験対策のスタートがスムーズになります。

章ごとの重点復習に活用

自分が苦手な部分に集中するため、黒本を章ごとに復習しましょう。

苦手分野を集中的に学ぶことで、理解度が深まり、試験での弱点を減らすことができます。

芯
黒本の目次を利用し、例えば「VLAN」や「OSPF」の章に重点を置いて学習します。問題を解いた後、間違えた部分を黒本に戻って再確認することで、効率的に弱点を補強できます。

自分の弱点を見つけ、それに対して黒本の特定の章を繰り返し学ぶことで、知識を深めることができます。

問題演習で知識を定着

問題演習を通じて、学んだ知識をしっかり確認しましょう。

学習内容は、問題を解くことで記憶に定着しやすくなります。特にCCNAの試験では、実際に問題を解くことが合格への近道です【学習効果の統計: 問題演習を重視した学習法の有効性】。

芯
黒本に収録されている模擬試験問題を解き、間違えた箇所の解説を読み込む。例えば、OSPFの設定ミスを見つけた場合、その章の解説を見直し、再度設定を試すことで、知識を実践に繋げることができます。

問題演習を繰り返し行うことで、学んだ内容が頭に定着し、試験でも使えるスキルとして身につきます。

技術解説の確認と理解

黒本の技術解説を丁寧に読み、理解を深めることが重要です。

ネットワーク技術は複雑で、プロトコルや設定に関する理解が不十分だと試験に通用しません。黒本の解説は重要なポイントを網羅しており、CCNA合格に役立つ基礎知識を習得できます。

例えば、NAT(ネットワークアドレス変換)の概念を理解する際、黒本の図解や説明を参考にして、実際にCiscoのシミュレーション環境で設定を試すと効果的です。NATの設定方法や動作原理を理解すれば、試験で関連する問題に対応できます。

技術解説をしっかりと理解することで、応用力が身につき、CCNAの試験問題を自信を持って解くことができます。

スケジュールを立て、継続的に学習

計画を立てて、継続的に黒本を使って学習することが成功の鍵です。

計画的な学習は、学習の効率を高め、最終的にCCNA試験に合格するための時間管理にも役立ちます【学習計画の効果に関する調査】。

芯
「1週間で1章を学ぶ」「2週間で問題演習を終わらせる」など、具体的なスケジュールを作ります。例えば、3か月前から計画的に学習を進めれば、試験直前に焦ることなく安心して本番に臨めます。

計画的に黒本を活用することで、無理なく試験に備え、合格への道が確実になります。

まとめ

黒本に挑戦する前にCCNAの知識に不安のある方は、動画講義で知識を定着させてください。

黒本の学習効率が何倍にも上がりますよ。

黒本はCCNAの対策のアウトプット教材としては最高です。しかし、難易度がやや高いのと、全ての技術的詳細や実際のネットワーク環境でのスキル向上には不十分です。

特に、実機を使ったハンズオンの経験や最新のトピック、出題傾向の変化に対応するには、他の教材やリソースとの併用が必要です。また、実際のネットワーク構築やトラブルシューティングのスキルは黒本の内容だけではカバーしきれない部分も多く、シミュレーションツールやラボの活用が推奨されます。

一方で、問題演習本としては非常に優れた教材です。これを中心にしつつ、他の学習手段を取り入れることで、CCNA合格への道は確実に近づきます。準備は大変かもしれませんが、多様な学習法を取り入れることで、知識が深まり自信を持って試験に臨むことができます。

今こそ、さらなる一歩を踏み出し、自分の目標を達成するための学習を進めましょう。

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  • この記事を書いた人
芯

2022年、営業からインフラエンジニアへ転職。ホワイトSES 企業にて就業中。大手通信会社のネットワーク回線の運用監視保守や売上高1兆円超え企業の業務システムの運用保守を経験。ネットワーク寄りのインフラエンジニアです。保有資格:CCNA。CCNP勉強中

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