インフラエンジニア転職

30代未経験がエンジニアになるのは無理?【転職に成功しています】

2024年6月23日

30代転職

 

こんにちは。コツコツです。

30代でエンジニアを目指そうと思っても

・年齢で落とされるんじゃないか?
・20代優先で採用されるんじゃないか?
・30代未経験でも採用される方法を知りたい

こんな疑問をお持ちではないですか?

当記事では30代未経験でもエンジニア転職するための戦略について解説しています。

実際、筆者は30代未経験でインフラエンジニアに転職しました。

記事の前半では「30代未経験でもエンジニアになれる理由」について解説し、後半では「30代未経験がエンジニア転職するための戦略」について解説しています。

この記事を読み終えることで、30代未経験でも安心して転職出来るだけでなく、希少価値の高い人材になるための方法について理解出来るようになります。

30代が未経験でもエンジニアになれる理由

結論から申し上げると、30代の未経験がエンジニアになることは可能です。

理由は下記の通り。

・圧倒的供給不足だから
・まだまだ若いから
・10年の社会人経験が強みになるから

一つずつ解説します。

まだまだ若いから

30代の未経験の方が抱える不安は代弁すると、

「30代の未経験なんてどこが雇ってくれるんだ?20代なら可能性はあるが、30代ともなるとどこも必要としていないだろ」

ほぼこのような感じだと思います。

確かに同じ未経験でも20代と30代であれば、20代が有利になるのは事実。しかし、30代がエンジニア市場全体から見て年を取っているかと言うと、決してそんなことはありません。

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」の2019年度のデータによると、エンジニアの平均年齢は38歳と言われています。エンジニア職種にもよりますが、40〜50代がボリュームゾーンの職場もあります。

社会人全体で見ると、平均年齢は43歳とされているので、やはり30代であればまだまだ若い部類に入るでしょう。

人間性を重視するから

未経験だからこそ、企業は人間性を重視します。

なぜかと言うと、未経験だとスキルはほぼゼロなので、人間性を見るしかないからです。

ですので、仮に20代であっても

・性格に難あり
・人間性が就業先の職場と合わなさそう

上記ような理由で、採用を見送られる人たちもいます(私の職場でもいました)

社会人経験が強みになるから

30代は20代と比べると社会人経験が豊富です。特に顧客対応を求められる仕事の経験がある方は、未経験転職で有利に働きます。

エンジニアになっても顧客対応は必ず発生します。基本はB to Bで仕事をするので、コミュニケーションを密に取るケースが多いです。

30代ともなると顧客対応の辛さもやりがいも経験した方が多く、その経験は間違いなくエンジニアになっても活きる経験なのです。

30代でエンジニア転職した実例

参考までに、30代の未経験でエンジニア転職した私の体験談をお話しします。

20代の頃は、個人事業の仕事と営業を行なっていました。領域はWEB広告やWEBマーケティング、テレマーケティングでした。

また、当ブログを設立する前に別ブログも運営していたので、少なからずITと関わる仕事をしていました。

しかし、技術的な領域に携わることはぼぼ無かったので、完全未経験による転職と言っても差し支えはないかと思います。

未経験の30代が転職までに最低限やっておきたいこと

30代未経験が転職を成功させるために最低限やっておきたいことを解説します。

「最低限やっておきたいこと」を解説した後に、「希少価値の高い人材になるためにやっておきたいこと」という順番で解説します。

まずは、最低限やっておきたいこと。

・職種を絞る
・その職種で求められる領域を勉強する
・面接の練習を行う

詳しく解説します。

職種を絞る

主にエンジニア職種には開発系とインフラ系がありますが、必ずどちらかのエンジニアを選ぶことをおすすめします。

なぜかと言うと、お互いに求められる技術は異なるので、どっちつかずで勉強をしていると、時間の浪費に繋がるからです。

開発系

フロントエンド
バックエンド
プログラマー
WEB

インフラ系

ネットワーク
サーバー
セキュリティ
クラウド

などですね。

それぞれの特徴を表にまとめました。

ちなみに、私のおすすめはインフラ系です。インフラ系をおすすめする理由は、下記の記事で詳しく解説しています。

>>インフラエンジニア転職戦略を現役が解説【30代未経験向け】

開発系かインフラ系かを選択して、その後にそれぞれの中からなりたいエンジニアを選ぶのがベターですね。

なりたい職種の領域を勉強する

上記の中からなりたい職種が決まれば、それに関連する技術について勉強を開始しましょう。

その理由は、未経験でも最低限の知識は求められるからです。未経験というのは「実務未経験」であって、知識ゼロという意味ではないので、初心者レベルの知識は必要です。

入社後に勉強を開始するような人はなかなか採用されにくいので、面接でアピールするためにも勉強を開始しておくのをおすすめします。

ちなみに私はインフラエンジニアになることを決意した日からCCNAの勉強を開始しました。面接でもCCNAを勉強していることを話したので、それも採用された理由の一つではないかと考えています。

 

面接の練習を行う

転職を成功させるために、面接の練習は必ず行った方が良いでしょう。

なぜかと言うと、面接の練習をしておかないと、面接官から質問された時に上手に回答出来ないからですね。

面接を成功させるために、押さえるポイントは下記の通り。

【準備編】

・土台となるエントリーシートを作成する
・土台となる質問解答集を作成する
・エントリーシート、質問解答集を台本なしで話せるようにする。

一つずつ解説します

土台となるエントリーシートを作成す

エントリーシートを作成しましょう。書類選考の通過率を上げるためにも、時間をかけて作ります。

「土台となる」と書いたのは、使い回しをしたいからです。エントリーシートは提出する企業によって変えた方が良いので、最初にどの企業に提出しても良いような内容で書きます。

そして、提出する企業によって

・内容を改変
・内容を追加

すれば、効率良く転職活動が出来るかと思います。

土台となる質問回答集を作成する

面接官からの質問及び回答集も、土台となるものを作りましょう。

面接官の質問は、下記の2種類しかありません。

・エントリーシートに関係のない質問
・エントリーシートを深掘りした質問

よって、質問回答集はこの2種類を想定して作成します。

エントリーシート、履歴書に関係のない質問は、インターネット上に「よくある質問」としてたくさん情報があるので、それらを参考に作るのをおすすめします。

エントリーシートを深掘りした質問と回答は、あなただけのオリジナルになります。そして面接官は、必ずと言っていいほど深掘りして聞いてきます。

エントリーシートや履歴書に嘘や誇張が無いかどうか、深掘りして確認をしてくるんです。

大きな減点をくらわないためにも、ここは時間を割いて作ってください。

台本なしで話せるようにする

エントリーシートと質問解答集が完成したら、後は練習あるのみです。ひたすら練習を重ねて、面接で伝えたい内容を体で覚えるまで反復しましょう。

練習をした方が良い理由は下記の通りです。

・自信を付ける
・ノンバーバルコミュニケーション向上
・簡潔に話せるから
・緊張を軽減出来る
・想定外の質問に対応出来る

練習はメリットはあってもデメリットはありません。練習を重ねることで自信が付き、面接官に良い印象を与えます。

ノンバーバルコミュニケーションとは身振り手振りや姿勢のことで、おどおどするような振る舞いをしないための練習です。

そして練習をするたびに簡潔に話す能力が磨かれ、本番の面接でも緊張を軽減出来る効果があります。

何よりのメリットが、想定外の質問にも対応出来るということです。実は想定外の質問は、「事前の準備で対応出来る」のです。

仮にあなたが質問A〜Eに対する回答A〜Eを準備していたとして、本番の面接で質問Fを受けたとします。

想定外の質問を受けたとしても、回答としては

回答F=回答A+回答C

のように、既存の回答を合体したりすることで、対応出来る場合がほとんどなのです。

想定外と言っても面接に全く関係ない質問は来ないので、元々用意していた回答を組み合わせることで、想定外の質問にも対処出来ます。

だからこそ、練習をする必要があるので、とにかくたくさん練習をすることをお勧めします。

【本番編】

・結論→根拠→具体例→総論の順で話す
・余計なことは話さない

一つずつ解説します。

結論→根拠←具体例→総論の順で話す

面接ではどんな質問に対しても、

結論
根拠
具体例
総論

の順番で話しましょう。

読み手や聞き手に分かりやすく伝える手法(PREP法)の一つで、面接が苦手な人でも真似しやすいと思います。

余計なことは話さない

面接で減点を防ぐために、PREP法を意識しつつ余計なことは話さないようにしましょう。

余計なことを話すと、大きな減点をくらうかもしれません。いざ本番になると緊張してしまって、余計なことまで話しがちになりやすいのです。

緊張しないためにも、練習を重ねて自信を付けることで、余計なことを話さないようにしましょう。

ハイスキルを目指すための方法

ここからは、よりレベルの高い人材を目指すための方法について解説をします。

・エンジニアとしてスキルアップしたい
・高年収を狙いたい
・マネジメントをしたい

などの願望をお持ちの方向けの内容です。

継続する

IT業界は日進月歩の世界です。毎年トレンドは変わるので、業務に関わる知見はキャッチアップしなければなりません。

キャッチアップに伴って、スキルアップのための努力は継続しましょう。特に未経験の30代ともなると、10年以上の遅れを取っているので、ハイスキルを持つエンジニアになるため継続は必須です。

私であればインフラ系のエンジニアなので、主に資格取得の勉強を継続しています。

・既知の領域の上位資格
・未知の領域の入門資格

などですね。

エンジニアに転職してから8ヶ月でCCNAというネットワーク資格を取りました。継続すれば、誰でもスキルアップ出来るのがエンジニアです。

業務外の時間も捻出する

エンジニア市場でハイスキルを持つ人材を目指すなら、業務外の時間も鍛錬の時間に当てなければなりません。

なぜなら、すでに希少価値の高い人材は、業務時間外でも自身の能力を磨いているからです。

特に30代でエンジニア未経験となると、実務だけで知識、経験、スキルをバランス良く磨いていくのは難しいです。

業務外の時間も鍛錬の時間に充てることで、30代で未経験転職というハンディキャップを補えます。

狭く深く学ぶ

学ぶ方向性として、広く浅く学ぶよりも狭く深く学んだ方が、より高い金銭的対価を頂けます。

なぜかというと、価値=希少性だからです。広く浅い人材は凡庸性のある人材と言えますが、悪く言えば強みのない人材です。

凡庸性のある人材は希少性の高い人材とは言えませんよね。より高い収入を目指すのであれば、狭く深く学ばなければならないのです。

マネジメントスキルを学ぶ

高年収を狙えるポジションの一つに、プロジェクトマネージャーがあります。プロジェクト全体の責任者です。

プロジェクトマネージャーは技術力も必要ですが、それ以上にコミュニケーションスキルやマネジメントスキルが必要になります。プロジェクト全体を管轄し、メンバーやリーダーを管理するポジションになるため、マネジメントに長けた人でなければ務まりません。

マネジメントスキルは机上の知識だけでは習得出来ないスキルです。人とのコミュニケーションを重ねることで、磨かれるスキルです。

ですので、マネジメント方面に進みたい方は

・マネジメントが経験出来るポジションのオファーを受けたらやってみる
・将来的にマネジメントをしたいことをアピールする
・並行してマネジメントに関する知識を習得する

上記3つを意識して、日々の業務に取り組むことをお勧めします。

英語を学ぶ

エンジニアスキルの中でコスパの良いスキルが英語と言われています。

その理由は、どんな現場でも必ず英語に触れるからです。インフラエンジニアであれば、ルーターのログを見たりコンフィグを作成するのは全て英語です。

たとえば、私はシスコ社が提供しているネットワーク系の資格を持っています。

CCNA
CCNP
CCIE

主にこの3つが有名ですが、最上位のCCIEは筆記試験、実技試験ともに英語での試験です。上位資格を受けるには、そもそもとしてある程度の英語力が必要とされるのです。

また、いくらグローバル化が進んでいるとはいえ、英語が堪能な社会人はまだまだ少数派です。

英語力が求められるシーンは多いので、エンジニアにとって汎用性のあり、コスパの良いスキルと言えるでしょう。

現役インフラエンジニアで元人事担当が忖度抜きでおすすめする転職エージェント

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  • この記事を書いた人
芯

2022年、営業からインフラエンジニアへ転職。ホワイトSES 企業にて就業中。大手通信会社のネットワーク回線の運用監視保守や売上高1兆円超え企業の業務システムの運用保守を経験。ネットワーク寄りのインフラエンジニアです。保有資格:CCNA。CCNP勉強中

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