インフラエンジニア転職

35歳以上で未経験からインフラエンジニアになるには?

2025年2月9日

35歳以上で未経験

この記事で解決できる疑問や悩み

  • 35歳でもインフラエンジニアとして転職は可能?
  • 未経験からインフラエンジニアになるための具体的な方法
  • 未経験でも受け入れてくれる企業の情報が欲しい

この記事では、35歳でも未経験からインフラエンジニアになることができるのかどうか、深く掘り下げて考えたいと思います。

芯
私は33歳の時に未経験からインフラエンジニアになりました。また、50代からインフラエンジニアになった後輩もいるので、参考になると思います。

35歳からでも未経験からインフラエンジニアになることが可能な理由

35歳未経験からインフラエンジニアを目指すのは無理だと思っていませんか?

実は、年齢や経験に関係なく挑戦できるチャンスが広がっています。IT業界の需要拡大や効率的な学習方法の登場により、異業種からの転職者も増加中です。

この項目では、35歳からでも未経験でインフラエンジニアを目指せる理由を5つ解説します。

35歳からでも未経験からインフラエンジニアになることが可能な理由

挑戦の一歩を踏み出しましょう!

IT業界の人材不足が深刻であり、年齢よりもスキルと意欲が重視される

35歳でも未経験からインフラエンジニアになれる理由は、業界全体で人材が足りていないからです。

IT業界はどの企業もシステムやネットワークが重要で、エンジニアがいなければ業務が回らなくなります。そのため、「経験者を待つ」のではなく、「未経験でも育てる」方針を取る企業が増えています。

芯
例えば、レストランで忙しい時間帯にウェイターが足りない状況を想像してください。経験者を探すのに時間をかけるよりも、「やる気がある人ならすぐに教える」方が、目の前の仕事を回すのに効率的です。

同じように、IT企業でも「意欲があるなら育成して働いてもらう」という考え方を採用しています。

つまり、IT業界の人材不足が35歳でも未経験で挑戦できる土壌を作っています。

インフラエンジニアの業務は学習すれば習得可能なスキルが中心

インフラエンジニアに必要なスキルは学べば身につくので、未経験者でも問題ありません。

多くの仕事は、手順が決まっている「ルール型のスキル」です。ネットワークの設定やサーバの操作は、知識を増やして練習すれば習得可能です。さらに、基礎スキルは資格試験(例:CCNA)を通じて身につけられます。

芯
これは、自転車の乗り方を覚えるのに似ています。最初は転びそうになりますが、「ペダルを漕ぐ」「バランスを取る」というコツを覚えれば、誰でもスムーズに乗れるようになります。

ITのスキルも同じで、基礎をしっかり学べば次第に応用ができるようになります。

そのため、学ぶ意欲さえあれば、未経験からでも技術を習得できます。

社会人経験が評価される場面が多い

35歳の社会人経験は、むしろ武器になります。

企業はエンジニアに「技術」だけでなく、「チームで働く能力」や「責任感」を求めています。35歳の転職者は、これまでの仕事で培った経験を活かして、若いエンジニアよりも信頼を得やすい場合があります。

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例えば、料理の腕前は少し劣るけれど、お店を運営するための段取りやお客様への対応が得意なシェフを想像してください。その人は、若いシェフよりも全体をまとめる力が評価されるでしょう。

エンジニアの現場でも同じことが言えます。

これまでの経験があるからこそ、35歳の挑戦には強みがあります。

キャリアチェンジを支援する企業や研修プログラムが充実している

35歳でも安心して学べる環境が整っています

IT業界は未経験者を育てるためのプログラムが豊富です。たとえば、SES企業は社員を採用してから研修を行い、実務に送り出す仕組みがあります。また、専門学校やオンライン講座で、独学が難しい部分を補うことができます。

オンラインスクールを活用したケースでは、週に1回のペースで学びながら、わからないことを講師に直接聞くことで理解を深めた30代の転職者が、6か月後に企業に就職したという成功例があります。

サポート体制があるため、35歳からでも無理なくスキルを身につけられます。

ITインフラの基本業務には年齢的な体力負担が少ない

インフラエンジニアは体力的な負担が少なく、年齢を気にせず働けます。

ネットワークやサーバの構築・管理は、重労働ではなく、知識と集中力が求められる仕事です。したがって、若さや体力ではなく、正確な作業や注意深さが重要視されます。

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これは、スポーツ選手と囲碁の選手を比べるようなものです。スポーツでは体力が重要ですが、囲碁では集中力と知識が勝敗を分けます。

インフラエンジニアの仕事も後者に近いといえます。

そのため、年齢に関係なく、35歳からでも無理なく始められます。

筆者は30代前半の時に未経験から転職しました

35歳の時ではありませんが、私は33歳の時に未経験からインフラエンジニアに転職しました。

未経験からの転職した場合、9割くらいは下流工程からのスタートとなります。下流工程では技術的な業務のほかに、顧客対応などもあります。

転職するまでエンジニア経験は一切なかったですが、顧客対応も必要ということで、営業経験やコールセンターでのSV経験が評価されたのだと思われます。

35歳の未経験がインフレエンジニアになるためのステップ

35歳未経験でもインフラエンジニアになるのは十分可能です。しかし、効率的に目標を達成するには、計画的なステップが重要です。

この項目では、スキル習得から転職成功までの具体的な5つのステップを解説します。

35歳の未経験がインフレエンジニアになるためのステップ

初心者でも安心して実践できる方法を詳しく紹介するので、これを機に理想のキャリアへの第一歩を踏み出しましょう!

1. IT基礎知識を学ぶ

まずはITの基本を学ぶことが、インフラエンジニアになるための第一歩です。

インフラエンジニアはネットワークやサーバーを扱う仕事です。これらの仕組みを理解しないと、次のステップでつまずいてしまいます。

芯
例えば、建物を建てるときに基礎工事をせずにいきなり壁を作ると、家はすぐに崩れてしまいますよね。

同じように、ネットワークの仕組みやサーバーの役割を理解することは、技術を学ぶための基盤となります。

基礎をしっかり学ぶことで、ステップアップがスムーズになります。

2.関連資格を取得する

資格を取ることで自分の知識を証明し、転職に有利になります。

企業は未経験者を採用する際、「本当に基礎知識があるのか」を確認したいと考えています。資格はその証拠になり、採用担当者に安心感を与えます。

芯
例えば、運転免許証がある人なら車を運転できると信じてもらえるように、CCNAや基本情報技術者試験を持っていると、「この人はネットワークの基本を理解している」と思ってもらえます。

資格取得は、未経験者がスキルをアピールする強力な手段です。

3.SNSやインターネットを利用して、情報収集を行う

SNSやインターネットを活用して、最新の情報を効率的に手に入れましょう。

未経験からインフラエンジニアを目指すには、業界のトレンドや資格試験の攻略法、転職に役立つ情報を知ることが重要です。ネットを使えば、自宅にいながら効率よく情報を集められます。

芯
例えば、Twitterで「インフラエンジニア 未経験」と検索すると、現役エンジニアが発信する勉強法や求人情報がたくさん出てきます。また、ブログやYouTubeでは無料で技術を学べるコンテンツも豊富です。

ネットを活用することで、効率的に情報を集め、自分に必要な知識を手に入れることができます。

4.学習や転職活動を計画的に進める

学習と転職活動を計画的に進めることで、効率よく目標に到達できます。

無計画に進めると、途中でモチベーションが下がったり、ゴールにたどり着くまで時間がかかってしまいます。明確なスケジュールを作ることで、自分の進捗を把握しやすくなります。

芯
例えば、夏休みの宿題を最後の1日でやると焦ってしまいますが、毎日少しずつやれば無理なく終わります。

同じように、資格取得や転職活動も「何をいつまでにやるか」を決めて進めると安心です。

計画的に進めることで、無理なく効率的に目標を達成できます。

5.実務経験を積むためにSES企業に入社する

未経験者でも実務経験を積むために、育成体制のあるSES企業に入社するのが効果的です。

学んだ知識を現場で活かすには、実際の仕事で試す経験が必要です。ホワイトSES企業は、未経験者を育てるための仕組みが整っています。

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例えば、料理を学ぶために料理教室で練習し、その後レストランで実際に料理を作る流れをイメージしてください。

SES企業はこの「レストラン」の役割を果たし、研修やOJTで未経験者をサポートします。

研修やSES企業を利用すれば、実践力を効率よく身につけられます。

ホワイトSES企業の見分け方は、下記の記事をご覧ください。

35歳未経験からインフラエンジニアになるまでにかかる費用の目安

未経験からインフラエンジニアになるための費用は、約5万円~30万円が目安です。

必要な費用は学び方や利用するサービスによって異なります。独学ならテキスト代や資格試験の受験料だけで済みますが、スクールや専門講座を利用すると費用が増えます。ただし、自己投資としての価値は高いです。

独学の場合

•テキスト代:5,000円~10,000円
•資格試験の受験料(例:CCNA):約4万円

合計:約5万円

CCNAを代表とするようなインフラ系資格が一つでもあれば、未経験からの転職は有利になりますよ。

スクール利用の場合

•オンライン講座やスクールの費用:10万円~25万円
•資格試験の受験料:約4万円

合計:約15万円~30万円

芯
これは、車の免許を取る場合に似ています。自動車学校を使うと費用がかかりますが、プロに教わることで短期間で効率よく運転スキルを身につけられます。

同様に、スクールを利用することで技術を効率よく習得できます。

学び方によって費用は異なりますが、独学なら5万円前後、スクール利用なら30万円程度が目安です。自分の予算と時間に合わせて選択すれば、費用対効果を最大化できます。

35歳未経験でも受け入れてくれる企業が掲載されている求人広告の探し方

35歳未経験からインフラエンジニアを目指す際、受け入れてくれる企業を見つけるのが最大の課題です。

しかし、ポイントを押さえれば効率的に求人情報を探せます。

この項目では、未経験者歓迎の企業が掲載された求人広告を見つけるための具体的な3つの方法を解説します。

35歳未経験でも受け入れてくれる企業が掲載されている求人広告の探し方

適切なアプローチで、理想の職場を見つける第一歩を踏み出しましょう!

転職エージェントや転職サイトで「未経験歓迎」「第二新卒歓迎」のキーワードを活用する

「未経験歓迎」や「育成枠採用」を条件に検索することで、35歳でも応募可能な求人を効率的に探せます。

企業の多くは、求人情報に具体的な条件や求める人材像を明記しています。「未経験OK」「研修あり」などの記載があれば、未経験者でも受け入れる体制があることを意味します。

芯
転職サイトで「インフラエンジニア 未経験歓迎」と検索すると、「研修後にプロジェクト配属」といった求人が見つかることがあります。

これは、未経験者を前提に採用する求人の典型例です。検索条件を絞ることで、時間を節約しながら自分に合う企業を探せます。

求人の条件をしっかり確認して検索すれば、未経験者向けの企業に出会いやすくなります。

SES企業やITスクール提携型の求人を探す

SES企業やITスクール提携型の求人は、未経験者を育てる仕組みがあるため安心して挑戦できます。

SES企業は未経験者を受け入れることに積極的で、入社後に研修や実務経験を提供してくれる場合が多いです。また、ITスクールと提携している企業では、事前に学んだ知識をそのまま実務で活かすことができます。

例えば、あるSES企業では、入社後に2か月間のネットワーク研修を実施し、その後小規模プロジェクトに配属される仕組みがあります。これにより、未経験でも実務にスムーズに入れる環境が整っています。

SES企業やスクール提携型の求人は、未経験者をサポートする環境が充実しており、安心して挑戦できる選択肢です。

下記の記事では、スクールでCCNAを取得したうえで、さらに政府の補助金が出る転職エージェントを受けることができるサービスを紹介しています。

SNSやオンラインコミュニティで情報を集める

SNSやオンラインコミュニティでの情報収集は、未経験者を歓迎する企業を探すための効果的な手段です。

SNSやコミュニティでは、現役エンジニアや採用担当者がリアルタイムで情報を発信しています。求人サイトには載らない未公開求人や、実際の現場の雰囲気についても知ることができます。

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Twitterで「インフラエンジニア 未経験」と検索すると、転職経験を共有する人や、未経験者向けの求人を紹介している企業の投稿が見つかります。また、LinkedInでは、直接採用担当者と繋がり、質問することも可能です。

SNSやコミュニティを活用することで、求人情報や現場のリアルな声を効率よく手に入れることができます。

まとめ

35歳未経験からインフラエンジニアを目指すのは遅くありません。需要の高いスキルを習得すれば、安定したキャリアが築けます。

資格取得や現場経験を重ねることで、転職の成功率がアップします。一歩を踏み出すことで、新しい可能性が広がります。

今すぐ行動を始めて、理想のキャリアを実現しましょう!

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  • この記事を書いた人
芯

2022年、営業からインフラエンジニアへ転職。ホワイトSES 企業にて就業中。大手通信会社のネットワーク回線の運用監視保守や売上高1兆円超え企業の業務システムの運用保守を経験。ネットワーク寄りのインフラエンジニアです。保有資格:CCNA。CCNP勉強中

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