インフラエンジニアライフ

インフラエンジニアで年収1000万円超えるための戦略とは?

2025年2月4日

年収1000万

この記事で解決できる疑問や悩み

  • 年収1000万円を達成するためのキャリアプランは?
  • スキルや資格が収入にどう影響するかを理解したい
  • 現役エンジニアの実例や成功談を知りたい

この記事では、インフラエンジニアが年収1000万に到達するためのプランや方法について、深く掘り下げて考えていきたいと思います。

私はインフラエンジニア

芯
として年収1000万は稼いでいません。ただ、仕事を通して超えている人やもうすぐ超えそうな人と出会うこともあります。

上記の経験から、私なりにインフラエンジニアとして年収1000万に到達する戦略や方法が見えてきたので、この記事では徹底的に言語化していきたいと思います。

インフラエンジニアが年収1,000万円に達するのは難しい理由

いきなり夢を壊すような話をして申し訳ないですが、インフラエンジニアとして年収1,000万円を目指すのは憧れですが、現実的には多くの壁があります。

この項目では、その中でも特に大きな3つの理由を解説します。

インフラエンジニアが年収1,000万円に達するのは難しい理由

これらを理解することで、現状を打破するヒントを得られるはずです。年収アップを目指す方は、ぜひ最後までお読みください。

業務の属人性が低く、スキルの代替が容易

インフラエンジニアの仕事は多くの人が同じようにこなせるため、特定の人が特別に高い給料を得るのは難しいです。

インフラエンジニアの多くの業務は、マニュアル化されているため、他の人でも比較的簡単に引き継ぐことができます。これにより、スキルの希少性が低くなり、給与が大幅に上がることが少なくなります。

具体的には、ネットワークの監視やサーバーの設定など、多くの作業は一定の手順通りに行えるものが多いです。

芯
例えば、学校での掃除当番を思い浮かべてください。掃除の手順が決まっていれば、誰がやっても同じように仕上がりますよね。

このように、インフラエンジニアの多くの仕事も手順に従って行うものが多いため、特別なスキルが求められる仕事と比べて希少性が低くなりがちです。

このように、仕事の代替が容易で希少性が低いことが、インフラエンジニアの年収が1,000万円に達しにくい理由の一つです。

日本企業の報酬体系が年功序列型であることが多い

日本企業の多くは年齢や勤続年数に応じて給料が上がる仕組みを採用しており、スキルや成果だけで高収入を得るのは難しいです。

日本の企業文化では、「年功序列」といって、年齢や勤続年数が重視される給与体系が一般的です。これにより、若手や中堅エンジニアがスキルや成果を発揮しても、大きな昇給につながりにくい傾向があります。 (参考:厚生労働省)

芯
例えば、学校の運動会で、どんなに速く走れる1年生でも、リレーのアンカーは6年生が担当することが多いですよね。

このように、経験年数が評価される仕組みが、日本企業の給与体系にも反映されています。

スキルや実績ではなく、勤続年数が重視されるため、若いインフラエンジニアが年収1,000万円に到達するのは特に難しいのです。

マネジメントや高度な専門性が必要な役職への昇進が少ない

インフラエンジニアが高収入を得るには、管理職や高度な専門性が求められる役職に就く必要がありますが、そのポジションは限られています。

年収1,000万円以上を得るには、プロジェクトマネージャーやインフラアーキテクトなどの役職に就く必要があります。しかし、多くの企業では、こうしたポジションの数は少なく、全員がその道を選べるわけではありません。 (参考:doda)

芯
例えば、学校の生徒会長になるには、全校生徒の中からたった一人しか選ばれません。同じように、企業でも管理職や高度専門職に就ける人数は限られており、全員が目指せるわけではありません。

このように、昇進の枠が少ないことが、インフラエンジニアの年収が1,000万円に達するのを難しくしています。

これらの理由を踏まえると、インフラエンジニアが年収1,000万円を目指すためには、スキルの専門性を高めたり、マネジメントスキルを身につけるなど、計画的なキャリア設計が必要と言えます。

年収1,000万円を超えるインフラエンジニアに共通する特徴

数少ない年収1,000万円を超えるインフラエンジニアには、共通する特徴があります。

今からお話しする特徴をすべて満たす必要はありません。ただ、満たす項目が多いほど、収入は高くなる傾向にあると思います。

この項目では、彼らがどのようなスキルや経験を持ち、どのような働き方をしているのかを7つのポイントにまとめました。

年収1,000万円を超えるインフラエンジニアに共通する特徴

これを参考にすることで、自分が目指すべきキャリアパスを明確にできるでしょう。ぜひ自分の強みと照らし合わせてみてください!

*それぞれのよくある特徴の中で、「私の知人」や「知人の知人を」具体例として紹介させていただいています(例:Aさんなど)

大企業SIerで課長以上の役職についている

大企業のSIerで課長以上の役職に就くと、年収1,000万円を超えることが一般的です。

大企業では、組織全体を管理する役職が高収入を得る傾向があります。特にSIerでは、技術者としてのスキルだけでなく、チームマネジメントや予算管理能力が求められるため、役職が上がるほど報酬も高くなります。

例えば、ある国内大手SIerで課長として働くAさんは、10名以上のチームを率いながら、企業のクラウド移行プロジェクトを統括しました。この役割には、技術的な知識と同時に、プロジェクト全体のスケジュール管理やリスク管理が求められ、報酬は1,200万円に達するそうです。

課長以上の役職に就くことで、技術者としての知識だけでなく管理能力が評価され、年収1,000万円を実現するのです。

外資系企業のインフラエンジニア

外資系企業では国内企業よりも給与水準が高いため、インフラエンジニアでも年収1,000万円を超えることが可能です。

外資系企業は成果主義を採用しており、技術力やプロジェクトでの実績に応じた報酬を与える文化があります。また、グローバルなプロジェクトに参加する機会が多く、スキルアップが給与に直結します。

例えば、Amazon Web Services(AWS)のインフラエンジニアとして働くBさんは、クラウド構築の専門知識を生かし、年収1,500万円のオファーを受けました。Bさんは、リモートで海外のチームと連携し、日本市場向けのソリューション提供を担当しているそうです。

芯
ただ、外資系は解雇されやすいので、リスクに見合った報酬だと思います。

外資系企業で働くことで、グローバルな環境での経験と高い報酬を得られるチャンスが広がります。

高度な英語力を持つ

高度な英語力を持つインフラエンジニアは、グローバルプロジェクトに参加できるため、高収入を得やすいです。

英語は国際的なIT業界の共通言語であり、外資系企業や海外案件では必須スキルです。これにより、専門技術だけでなく、言語能力を持つ人が高く評価されます。

Cさんは、TOEIC900点以上の英語力を持ち、海外のITベンダーと直接交渉を行いながら、データセンターの設計プロジェクトを成功させました。この実績により、報酬が年間1,300万円に達したそうです。

英語力は技術スキルを補完する武器となり、年収アップの大きな鍵となります。

詳しくは、インフラエンジニアに必要な英語力をご覧ください。

複数の高い専門性を持つ

インフラエンジニアが複数の高度な専門スキルを持つことで市場価値が高まり、年収1,000万円を超えることが可能です。

例えば、クラウド設計とネットワークセキュリティの両方の専門性を持つエンジニアは、企業にとって貴重な存在です。これにより、より責任の大きいプロジェクトを任される可能性が高くなります。

Dさんは、AWS設計のスキルとともに、セキュリティ資格であるCISSPを取得しています。この二つを組み合わせることで、大手金融機関のシステム設計を請け負い、1,200万円の報酬を得たそうです。

複数分野での専門性は、インフラエンジニアが他の技術者と差をつけ、高収入を得るための重要なポイントです。

CCIEなどの最難関資格を保有している

CCIEのような最難関資格を取得することで高度な技術力が証明され、年収1,000万円を達成しやすくなります。

CCIEは、ネットワーク分野で世界的に認められる資格であり、その難易度の高さから取得者の市場価値は非常に高いです。

Eさんは、CCIE資格を取得したことで、国内外の大手企業からのオファーが殺到し、現在は年収1,500万円で働いています。彼の専門知識は、特に複雑なネットワーク構築で重宝されています。

難関資格を取得することで、市場での競争力が大幅に向上し、高収入のポジションを得られる可能性が高まります。

インフラエンジニアの資格取得については、インフラエンジニアが資格取得する際の最適な順番をご覧ください。

プロジェクトマネージャーとして複数の実績を持つ

プロジェクトマネージャーとして実績を積むことで、技術者から管理職へのキャリアアップが可能となり、高収入を得られるようになります。

プロジェクトマネージャーは、スケジュール管理やチームのリーダーシップが求められ、企業にとって重要な役割です。そのため、高い報酬が設定されることが一般的です。

Fさんは、全社規模のクラウド移行プロジェクトを管理し、予算10億円のプロジェクトを成功に導きました。この成果により、現在の年収は1,200万円だそうです。

プロジェクトマネジメントスキルを磨くことで、年収アップの道が開かれます。

年収や報酬条件の交渉がずば抜けて得意

年収や報酬条件の交渉が得意なエンジニアは、自分の市場価値を最大限に引き出し、高収入を得ることができます。

報酬交渉は技術力だけでなく、自己アピール力や市場調査が鍵です。これができる人は、より高い条件を引き出せます。

Gさんは、転職時に同業他社の給与水準を調べ、面接時に自分の実績を数字で説明することで、年収を1,000万円から1,400万円に引き上げたそうです。

交渉スキルは、年収を左右する重要な要素であり、これを磨くことで収入の大幅な向上が可能です。

インフラエンジニアが年収1,000万円に到達するための具体的なスキルの目安

インフラエンジニアが年収1,000万円を目指すには、具体的なスキルの習得が欠かせません。この項目では、特に需要が高く収入アップに直結しやすい3つのスキルを厳選して解説します。

年収1,000万円に到達するための具体的なスキルの目安

これらのスキルを身につけることで、市場価値を高め、理想の収入を実現する道が開けるはずです。キャリアアップを目指す方はぜひ参考にしてください!

クラウドプラットフォーム(AWS、Azure、Google Cloud)の設計・運用スキル

クラウドプラットフォームを設計・運用できるスキルは、年収1,000万円を目指す上で欠かせません。

クラウド技術は、現代のITインフラの中心に位置しています。企業はシステムをクラウドに移行することで、コスト削減や柔軟な拡張性を実現しています。そのため、AWSやAzureなどの主要クラウドサービスを使いこなせるエンジニアは、非常に高い需要があります。

たとえば、AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル資格を持つエンジニアは、企業のクラウド移行をリードする役割を担い、高度なスキルを評価されて年収1,200万円以上のポジションに就いています。

ある大手企業では、この資格を持つエンジニアが、3か月でオンプレミス(物理サーバー)からクラウドへの完全移行を達成し、プロジェクト成功の立役者として認められました。

クラウド技術はITインフラの未来そのものであり、専門知識を磨くことで収入を大幅に引き上げることができます。

クラウドについては、クラウド時代のインフラエンジニアが知るべき今後の展望をご覧ください。

ネットワークとセキュリティの高度な専門知識

ネットワークとセキュリティの専門知識を深めることで、インフラエンジニアは企業の最も重要な資産である情報を守り、高収入を得られるようになります。

ネットワークとセキュリティは、インフラの中でも基盤となる分野です。特にセキュリティは、サイバー攻撃の増加により需要が高まっており、これを対策できるスキルは非常に貴重です。高度な資格(例:CCIE、CISSP)を持つことで、企業の信頼を得やすくなります。

CiscoのCCIE資格を取得したエンジニアは、グローバル企業の複雑なネットワーク設計を担当し、年収1,400万円を実現しました。

また、CISSP資格を持つエンジニアは、金融機関のサイバー攻撃対策プロジェクトでセキュリティ設計を主導し、大幅な報酬アップを得ました。

ネットワークとセキュリティのスキルは、まさにインフラエンジニアの「守りの剣」となり、高収入を得る鍵となります。

プロジェクトマネジメント能力(技術と管理の両立)

プロジェクトマネジメント能力を身につけることで、インフラエンジニアは技術者から管理職へキャリアアップし、高収入を得られるようになります。

プロジェクトマネージャーは、技術力だけでなく、プロジェクト全体を俯瞰して計画を立て、リスクを管理し、チームを導く力が求められます。IT業界では、この役割が成功の鍵となるため、報酬も非常に高い傾向があります。

PMP資格を持つエンジニアが、大規模なクラウド移行プロジェクトを管理したケースでは、プロジェクトを予定通りに完了させ、クライアントの満足度を高めました。その結果、このエンジニアの年収は1,500万円に達しました。

技術者としての経験を生かしつつ、管理職としてのスキルも発揮したことが報酬に直結しました。

技術力だけでなく、管理能力を備えることで、インフラエンジニアはさらなる高収入の道を切り開けます。

最も確立の高い方法はフリーランスになること

インフラエンジニアが年収1,000万円以上を目指すなら、フリーランスになることが最も現実的な選択肢です。なぜなら、報酬交渉の自由度が高く、自分のスキルに見合った単価で働けるからです。

企業に所属する場合、年収は会社の給与体系に縛られます。しかし、フリーランスでは案件ごとに報酬が決まり、スキルが高ければ高単価な案件を受注できます。

例えば、日本最大のフリーランス仲介プラットフォーム「レバテックフリーランス」の調査では、インフラエンジニアのフリーランス案件の平均単価は月68万円を超えています。

この水準で働けば、平均年間816万円となり、十分に1,000万円以上を狙えます。

芯
私が未経験からインフラエンジニアとしてスタートした時、単価が月60万くらいでした。サラリーマンなのでそこから抜かれてしまいますが、フリーランスになると月60万を稼ぐのは容易だということです。

あるAWSエキスパートのフリーランスエンジニアがいます。彼はAWS認定資格を保有し、大企業のクラウド移行プロジェクトを専門に請け負っています。1案件あたりの報酬は月120万円ほどで、年間の総収入は1,400万円を超えています。

また、クライアントとの交渉を通じて、必要な休暇を確保しながら効率的に働いています。このように、フリーランスは「自分の時間をコントロールしながら高収入を得られる働き方」として注目されています。

フリーランスは、自分のスキルや交渉力を最大限に活かせる働き方です。企業の枠に縛られることなく自由に働けるため、年収1,000万円を現実のものとする最も近道の方法といえます。さらに、自分の努力次第で収入を増やせるという大きな可能性も秘めています。

まとめ

年収1,000万円を目指すインフラエンジニアには、高度な専門スキルや英語力、プロジェクト管理能力が求められます。特にクラウドやセキュリティ分野での活躍が鍵です。

また、フリーランスとして案件単価を最大化するのも効果的な手段です。目標達成に向けて、スキルの強化やキャリア戦略を明確にしましょう。

今すぐ行動を起こし、自分の可能性を広げてください!

現役インフラエンジニアで元人事担当が忖度抜きでおすすめする転職エージェント

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  • この記事を書いた人
芯

2022年、営業からインフラエンジニアへ転職。ホワイトSES 企業にて就業中。大手通信会社のネットワーク回線の運用監視保守や売上高1兆円超え企業の業務システムの運用保守を経験。ネットワーク寄りのインフラエンジニアです。保有資格:CCNA。CCNP勉強中

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