インフラエンジニアライフ

インフラエンジニアの年収の上げ方【150万アップ済】

2024年8月14日

年収アップ

 

こんな方におすすめ

  • インフラエンジニアになりたいけど、平均年収を知りたい
  • 年収を上げたい。600万あれば十分
  • あわよくば1000万稼ぎたい

当記事はインフラエンジニアとしての年収の上げ方、現実的な目標として600万円くらいの年収帯を狙いたい人向けの記事となります。

芯
私は1年で150万の年収アップに成功しました。現在も右肩上がりでアップし続けています。

記事前半では、「年収600〜700万円を達成している人たちの共通点」を解説し、後半では「年収1000万を達成するための戦略」と「年収700〜800万を達成するための戦略」について解説します。

最後まで読み終えることで、年収1000万達成に必要なスキルを知ることができ、今日から始めることができる具体的な方法についても学ぶことができます。

なぜ年収600万を推奨するのか?

大前提として、私はエンジニアとして年収1000万を狙う必要は無いと考えています。個人的には年収600万がコスパの良い年収帯だと思います。

下記の表をご覧下さい。

課税される所得金額
税率控除額
1,000円 から 1,949,000円まで5%0円
1,950,000円 から 3,299,000円まで10%97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで20%427,500円
6,950,000円 から 8,999,000円まで23%636,000円
9,000,000円 から 17,999,000円まで33%1,536,000円
18,000,000円 から 39,999,000円まで40%2,796,000円
40,000,000円 以上45%4,796,000円

所得税率を表しています。日本は累進課税制度なので、年収が上がると税率も上がります。

上記は総収入から社会保険料などを引いた所得にかかる所得税です。目安として年収600万だと課税所得は300万くらいとなり、所得税率は10%となります。

また、上流工程で働くインフラエンジニアの年収のボトムは500~600万です。プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーまでは興味ないけど、上流工程で働きたい人にとっての年収目安にもなりますね。

年収700万前後で所得税率が倍になる

しかし、年収700万になると課税所得は370万くらいとなり、所得税率は20%となるのです。

年収が上がるほどコスパが悪くなると言われる理由の一つが、所得税ですね。

年収700万以上はかなりハード

周りの方々を見て思うのが、年収700万円以上のエキスパートと呼ばれるエンジニアの仕事は相当にハードです。

インフラエンジニアはやめとけで詳しく紹介していますが、プライベートの多くを犠牲にして勉強をしなければなりません。

年収600万を達成しているインフラエンジニアの共通点

結論から見ていきましょう。インフラエンジニアとして年収600万を達成している人の共通点は下記の通りです。

稼ぐインフラエンジニア

一つずつ解説します。

高い専門性を保有している

年収600〜700万円ホルダーのほとんどは、高い専門性を保有しています。スペシャリストと呼ばれます。インフラ系であれば

ネットワーク
サーバー
データベース
セキュリティ
クラウド

これらが代表的な技術領域ですが、どれか1つでも高い専門性があると、年収600〜700万円を達成することができます。

希少価値の高い資格を保有している

希少価値の高い資格を保有していると、年収600万円を達成する可能性は高くなります。インフラ系の中でも希少価値が高いとされる資格は以下の通りです。

インフラ系資格これらの資格を保有していることは、知識、技術力、努力の証明になります。

転職市場でも保有している人は少数なので、確実に年収600万を目指したいのであれば、どれか一つで良いので取得を目指したいところですね。

資格取得については、インフラエンジニアの最適な資格取得の順番をご覧ください。

プロジェクトリーダーになる

プロジェクトリーダーになると、600〜700万円の年収を稼ぐ人は多いようです。プロジェクトメンバーだと300〜600万がボリュームゾーンでしょうか。

プロジェクトリーダーには高度な技術力や管理力が求められるので最低でも3〜5年の経験年数が必要ですが、一度なると安定した収入を得ることができます。

サラリーマンであれば、一つの理想像と言えるかもしれません。コスパの良い年収と言えるでしょう。

フリーランスになる

フリーランスであれば比較的容易に年収600〜700万を達成できます。しかも、1〜3年目という経験が浅い時でも可能です。

なぜかというと、フリーランスは雇用の安定性が無いというデメリットがありますが、サラリーマンよりも報酬が高くなるケースがほとんどだからです。

通常、SESなどの形態だと雇用元に中間マージンを抜かれますが、フリーランスだと報酬はそのまま貰えます。

SES

私のインフラエンジニアとしての初キャリアはSESの現場でしたが、私の報酬は60万くらいでした(そこから中抜きされ、給料として振り込まれます)

他に副業で収入源があるような人であれば、安定性に欠けるという最大リスクにも対応出来るので、フリーランスになる方が良いかもしれませんね。

英語力を付ける

インフラエンジニアの英語力はどの技術領域でも必要とされています。現場によっては無駄になる技術もありますが、英語は汎用性の高いスキルです。

なぜかというと、ITの発祥はアメリカであり、今でもアメリカを中心にITは進化しているから。

ベンダー製品のマニュアルや技術書などは英語で書かれていて、ITエンジニアが英語に触れない日は無いでしょう。

短期間で年収をアップさせるのであれば、英語力を磨くのはコスパの良い選択だと思います。

学習を継続する

学習が継続できる人は右肩上がりに年収は増えていきます。

理由としてはIT業界は日進月歩で技術は進化し、需要のある技術も移り変わりがあるからですね。色んな需要に対応出来るエンジニアは強いです。

以前の現場で、CCIEを保有する凄腕エンジニアがいました。エンジニアになってから、勉強しなかった日は無かったと言っていました。

そこまで目指す必要はないにしろ、600〜700万でも継続学習は必要です。

どうしても学習したくない人は、勉強嫌いのインフラエンジニア安心キャリアも参考になるかもしれません。

インフラエンジニアの市場価値

そもそもとして、インフラエンジニアの市場価値とは何なのか?

抽象的な話になりますが、市場価値を上げるために避けては通れない話になるので、何度も読み返してください。

市場価値とは、以下に分類されます。

インフラエンジニアの市場価値

一つ一つ見ていきましょう。

スキル

スキルとは能力のことです。たとえば、

スキル

などですね。

スキルアップとは能力を開発または伸ばすことを意味し、市場価値で重要視される要素です。

専門性

専門性とは、一定の領域にて深い知識や造詣があるかどうかです。専門性を持っているかどうかは、スペシャリストと名乗れるかどうかですね。

インフラエンジニアであれば

ネットワーク
サーバー
データベース

などが技術領域になります。

経験

経験の有無及び経験年数です。経験は有が望ましく、経験年数は長ければ長いほど望ましいです。

実績

これまでの業務を通じて成果のことです。具体的な数字があれば理想的です。

再現性

特定のスキルや技術を異なる状況や環境で一貫して同じレベルで発揮できる能力を指します。

これは、同じタスクや問題に対して、誰が行っても同じ成果が得られることを意味し、トレーニングや教育の効果を評価する際に重要な指標となります。

年収600万の達成は難しくない理由

ここまで読んだ方の中には「年収600万円は無理だ」という意見もあるかもしれません。

実際、国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は458万円となっています。

確かに、日本の平均年収から考えると、年収600万円はやや高所得と言えるかもしれません。30代で年収600万円を達成すると勝ち組と言われる時代です。

ただ、インフラエンジニアは数ある職種の中でも高年収の部類に入ります。

厚生労働省が運営している「jogtag」には様々な職業の詳細が記載されており、インフラエンジニアの平均年収は「684.9万円」と書かれております。政府による統計データなため、情報の信頼性は高いでしょう。

賃金

画像出典:jobtag

以上の事実からも、インフラエンジニアとして年収600万円を稼ぐことは、決して夢物語では無いということです。

年収1000万エンジニアの共通点

年収1000万円を超えるエンジニアには、スキルだけでなく「戦略的に動く力」が共通しています。ただ技術力を高めるだけではなく、市場価値を意識したキャリア選択をしているのです。

エンジニアの年収は、単純な経験年数ではなく「どんな技術を扱い、どんな価値を提供できるか」で決まります。高収入の人は、需要の高いスキルを選び、転職や副業を活用しながら収入を最大化する工夫をしています。

芯
例えば、インフラエンジニアでもクラウド(AWS・Azure)やセキュリティの専門知識を持ち、設計や自動化ができる人は年収が高くなります。また、会社員だけでなく、フリーランスや副業で案件を獲得し、収入源を増やしている人も多いです。

年収1000万円を目指すなら、スキルの選び方とキャリア戦略が重要です。ただ漠然と経験を積むのではなく、需要のある技術を学び、副業や転職を活用して市場価値を上げることが成功のカギになります。

この項目の詳しい内容は、インフラエンジニアで年収1000万円超えるための戦略にてお話ししています。

番外:ストックオプションを利用する

ストックオプションは金融資産を爆発的に増やす可能性のある選択肢です。ストックオプションとは、従業員向けの自社株式購入権利のことです。

わかりやすく言うと、ストックオプションの制度がある会社に入社をすると、その会社の株式を従業員価格で購入することができます。

メリット、デメリットは以下の通り

メリット
・企業成長に伴って、株価が上がる
・自社株価上昇のために働けるようになる

デメリット
・株価が上がらない可能性もある
・会社が倒産したら、株の価値はゼロになる

極端な例ですが、ストックオプションで億万長者になった例もあります。

https://newspicks.com/news/3111709/body/

メルカリに勤めていた複数名の従業員は、創業当初からストックオプションを利用して自社株を購入しており、メルカリの急成長に伴って、株式を保有していた複数の従業員が億万長者になったという話です。

これは、ストックオプションの中でも稀な成功事例です。全てのスタートアップ企業がメルカリのように成功するわけではありません。

ただ、給料+ストックオプションによる配当金で、高収入を得る方法は夢がありますよね。

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  • この記事を書いた人
芯

2022年、営業からインフラエンジニアへ転職。ホワイトSES 企業にて就業中。大手通信会社のネットワーク回線の運用監視保守や売上高1兆円超え企業の業務システムの運用保守を経験。ネットワーク寄りのインフラエンジニアです。保有資格:CCNA。CCNP勉強中

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